八戸市議会 2019-03-06 平成31年 3月 定例会-03月06日-04号
この遺跡の何がすばらしいかといえば、金装獅噛式三累環頭大刀柄頭の出土であります。その当時、大和政権の影響下でつくられた前方後円墳は岩手県奥州市の角塚古墳が最北であり、八戸地方までは及んでいないのが現実であります。この柄頭は大王クラスが持つものであり、日本中探してもこのようなすばらしい作品は見ることができません。その柄頭がなぜ八戸の丹後平の古墳に手向けられたのでしょうか。
この遺跡の何がすばらしいかといえば、金装獅噛式三累環頭大刀柄頭の出土であります。その当時、大和政権の影響下でつくられた前方後円墳は岩手県奥州市の角塚古墳が最北であり、八戸地方までは及んでいないのが現実であります。この柄頭は大王クラスが持つものであり、日本中探してもこのようなすばらしい作品は見ることができません。その柄頭がなぜ八戸の丹後平の古墳に手向けられたのでしょうか。
三社大祭やえんぶりにちなんだグッズとか縄文土器や獅噛式三累環頭大刀把頭など、素材は八戸にもたくさんあると思います。過去には手焼きせんべいが全国でも評判になったことがありました。地元の産業興しも兼ね、力を入れるべきと思いますが、市長の御所見をお伺いしたいと思います。 以上をもちまして壇上からの質問を終わらせていただきます。
例えば縄文時代では、是川遺跡、長七谷地遺跡などの著名な史跡があり、古代では私が住まいをさせていただいております八戸ニュータウン内に奈良時代の丹後平古墳があり、ここからは獅噛式三累環頭大刀と名づけられている刀が出土しており、古代の朝鮮半島との文化交流を物語るものとなっております。また、中世には史跡根城が、近世には八戸城などがあります。
また、首長級とされる古墳の中からは獅噛式三累環頭大刀把頭と呼ばれる金銅製の刀の把飾りが出土しており、律令政治が直接及ばなかった蝦夷社会を知る上で重要な古墳群として平成11年に国史跡に指定されております。
それから、八戸南部は337年前というようなことで、先ほどお話のあった是川の遺跡、縄文の前期、中期、後期、晩期、そして弥生古墳だって、獅噛式三累環頭大刀把頭、それから南北朝、八戸南部というような一連のことを子どもたちに知っていただきたいというのが私の願いでございまして、今山田議員の述べたところと全く合致するものであります。私は、この面で現教育長にも要請をいたしておりますし、知っていただきたい。
獅噛式三累環頭大刀把頭、これはもう韓国から来たものだと言われておりますが、高貴な人が持った刀の把頭、これは重要文化財に匹敵するものだと言われております。弥生の文化もございます。等々考えますと、もうこの地域は古くから人が住んで、いろんな文化があったということでございます。その一環として、白浜にもあるわけでございます。
私は、市制施行70周年の記念品として、根城から出土したと言われる獅噛式三累環頭大刀把頭をモデルにした鉄器をいただきましたが、そのとき感激をいたしました。ついこの前も、是川縄文祭りで素焼きの笛を300円で買ってきました。心に残る一品であったと思っております。八戸科学館にプラネタリウムを見に行きましたら、無料で貝の化石をいただきました。こんな気配りをしているのだなと、そのことにも感心をいたしました。
さらにまた、獅噛式三累環頭大刀把頭、刀のつか頭が出たのは古墳時代でございますが、ニュータウンの中にあるわけです。それが大変貴重な遺物として、韓国から来たのじゃないかと、こう言われて博物館に展示されているわけでありますが、それらの用地買収とか整備も必要なのでございます。等々を考えてみると、この課題が数あります。それに対して、市だけの力では到底これに及ばない、こういうのが実態です。
当ニュータウンには、多くの古代遺跡が所在しており、日本国内で初めて発見された獅噛式三累環頭大刀把頭など貴重な品々が出土しており、現在はこれらの調査を進めながらの工事となっておりますが、文化財保護法などの規定によりますと、埋蔵文化財があったり見つかった場合、発注者は工事を中断、教育委員会などによる調査が終わるまで待たなければならず、工事の進行に大きな影響を与えかねません。